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舞台用語集

 

<あ>

揚幕(あげまく)=松羽目の下手にある五色の幕と、花道奥の幕

暗転(あんてん)=照明を消して舞台転換

暗転幕(あんてんまく)=緞帳の後ろにあり、客席からは暗転の状態にみせる黒幕
(舞台の高さを決めたりもする)

板付(いたつき)=幕が上がる時や、照明がつく時に出演者が舞台にいる事

一杯飾り(いっぱいかざり)=道具の転換が無い舞台

大黒幕(おおぐろまく)=舞台の奥(ホリゾント幕の前)にあり、
背景を黒にしたい時に使用する黒幕

 

<か>

開演(かいえん)=本番スタート、本番中

開場(かいじょう)=客席にお客を入れる事

開帳場(かいちょうば)=舞台を傾斜にする事(やおや とも言う)

かがみ=舞台セットの扉などの後方をふさぐ張物

書割(かきわり)=張物に描いた物

カットクロス=道具幕を切り抜いた幕(森のアーチなど)

上手(かみて)=客席から舞台を観て右側

きっかけ=タイミングを表わす言葉

蹴込み(けこみ)=大道具の下や、階段の側面の張りをかくすために使用する物

ゲネプロ(GP)=本番通り行う稽古

ころす=固定する事

 

<さ>

しず=バトン用のおもり(ウェート と同意語)

地がすり(じがすり)=舞台の床に敷きつめる布

下手(しもて)=客席から舞台を観て左側

紗幕(しゃまく)=照明効果で奥が見えなくする事が出来る透ける幕

終演(しゅうえん)=本番終了

上敷(じょうしき)=舞台で使用する畳(ござ)

定式幕(じょうしきまく)=柿、黒、萌葱の縦縞の幕(歌舞伎などで使用する緞帳)
 

初日(しょにち)=公演の最初の日

スッポン
=花道の床下から人を出し入れする機構

迫(せり)=舞台の床下から人や舞台装置を出し入れする機構

袖幕(そでまく)=舞台の左右の見切りを隠すための黒幕(舞台の左右の幅を決める)

 

<た>

立端(たっぱ)=高さを表わす言葉

綱元(つなもと)=バトンの上げ下ろしの綱がある操作場所

鉄管結び(てっかんむすび)=引っ張るほど締められて簡単には解けない結び方


道具幕(どうぐまく)=絵などが書かれた背景幕(ドロップとも言う)

東西幕(とうざいまく)=見切れ幕とも言います。舞台袖幕に対して直角に吊ります

遠見(とうみ)=遠方の景色を描いた物

緞帳(どんちょう)=舞台と客席の空間を仕切る、上げ下ろしする幕
(絵などが書かれている)

 

<な>

中日(なかび)=公演の中間の日

中割幕(なかわりまく)
=袖幕と同じ状態で、カーテンのように閉める事が出来る黒幕

奈落(ならく)=舞台の床下

 

<は>

箱馬(はこうま)=平台を高くする時などに使用する長方形の箱

バトン=道具や幕、照明を吊るすバイプ

花道(はなみち)=客席の下手や上手にある舞台の道


バミリ=セットや装置を置く際の目印。ビニールテープがよく使用される。
活用:バミる、バミテ(バミリテープ)など

ばらし=撤去

引枠(ひきわく)=大道具、平台、木枠、鉄枠等にキャスターを付けた台車

開き足(ひらきあし)=平台を高くする時などに使用する足(テーブルの足に似ている)
平台(ひらだい)=舞台を高くする時などに使用する長細い台

振り落とし(ふりおとし)=バトンに吊ってある幕を一瞬に落とす事
(浅葱幕・あさぎまく とも言う)

舞台袖(ぶたいそで)=客席から見えない舞台の左右

プロセニアムアーチ=劇場の客席と舞台にある額縁の事

ホリゾント幕=舞台の1番奥にある照明を当てる白幕

本花道(ほんはなみち)=客席の真中から少し下手に舞台から客席奥まである舞台の道

 

<ま>

松羽目(まつばめ)=老松を描いた鏡板又は幕

 (歌舞伎、能狂言、日本舞踊などで使われる)

まわり舞台=舞台が回転できる機構

明転(めいてん)=明るいまま舞台転換

文字幕(もんじまく)=舞台上部に吊られている、
照明器具などを客席から隠す黒幕(舞台の高さを決める。舞台前から順番に1文字、2文字)

 

<や>

やおや舞台が奥に向かって高くなっている事
 (八百屋の商品棚から来た言葉。開帳場と同意語)


雪かご
=紙片を雪のように落とす網状のかご

 

<ら>

楽日(らくび)=公演の最終日(千秋楽と同意語)


<わ、ん>

わらう=舞台の大道具や小道具を撤去する事




 


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