2005年
梅田芸術劇場
シアター・ドラマシティ宙組公演「W−WING−」主演の和央ようかさんが、
フライング中に舞台上に転落し骨盤骨折で全治1ヶ月。
2006年
新橋演舞場
滝沢秀明さんが座長を務める「滝沢演舞城」公演中に、
舞台装置などを焼くぼやが発生。
観客、スタッフら約1600人が避難。約40人がのどの痛みを訴え公演は中止。
宮城県のグランディ・21総合体育館でNEWSコンサート準備の際、
スピーカー落下事故が発生。スタッフ女性が重傷を負う。
名古屋御園座で79歳男性が2階客席から1階客席に転落。
男性は腰の骨を折る重傷。1階席にいた2人が巻き添えとなり、
足や首を打つ軽傷を負った。
御園座では藤山直美さん主演の「妻をめとらば〜晶子と鉄幹〜」が上演中で、
事故によって第1幕が5分間中断し、第2幕の開演が15分遅れた。
2007年
横浜アリーナで「ハロー!プロジェクト」のコンサートが始まった直後、
男性が跳びはねていて3階席最前列の約1メートルの手すりを越えて
4.5メートル下の2階通路部分に転落。
男性は頭を強く打ち重傷。公演に影響はなかった。
2009年
米歌手マドンナの公演舞台建設中に、4台のクレーンで吊り上げられていたステージ屋根部分のバランスが崩れクレーンの1台が転倒。
スタッフ2人が死亡、8人が重傷、36人が軽傷を負い公演が中止。
現場は多彩な国籍50人近くのスタッフが設営中だった。
会場はフランス南部マルセイユの収容人員6万人のスタジアム「スタッド・ヴェロドローム」で、仏国内で2番目に大きなスポーツ競技場。
2011年
(東日本大震災)
3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、
及びその後の余震により引き起こされた大規模地震災害で多くの劇場が被災した。
特に津波の被害で劇場建物自体が使用不可能になり、
それ以外の劇場は一時避難場所になった。
津波の影響が無かった劇場で一番多かった危害は客席天井の崩落だった。
2012年
国立劇場
松本流舞踊「松鸚会」の演目で、
創作舞踊「傾奇(かぶき)おどり・あーちゃん」を舞踊中の市川染五郎さんが
舞台のセリから約3メートル下の奈落に転落、
救急車で病院に緊急搬送され公演は途中で中止。
日本橋劇場で「劇団朱雀 日本橋劇場 特別公演」の本番中に早乙女太一さんが
高さ約3.5メートルの2階桟敷席から舞台に向かって飛び降りた際に左踵を骨折し全治3ヶ月と診断され降板。
2013年
東京国際フォーラム・ホールAで行われた
「戸松遥
second live tour Sunny Side
Stage!」の公演中に、
2階席に取り付けられていた重さ約18.5kgの照明機材が約9.5m下の観客席に落下、近くにいた観客1名が肩などにケガを負った。
フォーラム発表によると、固定金具が破損したために落下したという。
2014年
韓国ソウル近郊の京畿道城南市のショッピングモール野外公演場で行われていた、
「京畿道城南板橋テクノバレー祭り」で観客が換気口の上で公演を見ていたところ鉄板が崩落し、市民や学生など約10〜15m下の地下駐車場4階に転落し数十名が死傷した。
事故の原因について、一度に多くの人が換気口の上に立ち鉄板が崩れ落ちたと推定される。
2015年
帝国劇場で行われていた堂本光一主演ミュージカル「Endless
SHOCK」本番中に
高さ約7m 幅約3m 重さ約800kg
の可動式LEDパネル2枚が倒れ、
出演者とスタッフが負傷し公演は途中で中止したが観客にはケガ人はなかった。
翌日
可動式LEDパネルの使用を全面停止して、
吊り下げ式のLEDパネルで対応するなど演出の一部を変更して再開された。
新橋演舞場で行われていた舟木一夫さんが出演する2部制の第1部の芝居が終わり
休憩中に大道具スタッフの男性が約4メートルの奈落に足を滑らせ転落。
転落したスタッフは軽症だったが第2部のコンサート開始が約1時間遅れた。
2016年
新橋演舞場で「滝沢歌舞伎2016」V6・三宅健がワイヤ・アクションの着地時に
右足親指を骨折。
梅田芸術劇場で行われていた唯月ふうか主演ミュージカル「ピーターパン」の舞台稽古中に
高さ約3mの宙づり状態から落下し、骨折の重傷を負いそのまま入院。
2017年
東京ディズニーリゾート内劇場「舞浜アンフィシアター」
舞台機器の定検作業中
、ワイヤにぶら下がって降りる際の速度を調整中、
約10m下の舞台に転落し男性作業員が死亡。
劇場は舞台やコンサート向けの貸しホールで、事故当時は催しがなく客もいなかった。
死亡した作業員はシルク・ドゥ・ソレイユのアーティストメンバーのベテランだった。
東京芸術劇場「シアターウエスト」で行われていた、
寺島しのぶさん主演舞台「アザー・デザート・シティーズ」公演初日に、
俳優の中嶋しゅうさんが1幕終盤に舞台の右端で前のめりになり
高さ約75cmの舞台から客席に落下し搬送先の病院で死亡。
頭部を強く打っていたが死因はわからず詳細は不明。
7月26日まで公演予定だったが7日〜9日の公演は中止になった。
東京ドームで行われていた乃木坂46のライブ中に、
ワイヤで吊るされていた撮影用カメラ(約40kg)が約6メートル上空から客席に落下し
運営側が機材を撤去したが観客3人が軽傷を負った。
2018年
岐阜県恵那市
恵那文化センターにて舞台点検業者が点検作業中
スノコからの梯子を降下中に誤って14mから転落 救急搬送後死亡
(舞台ネットワークでは事実確認が出来ませんでした)
2019年
神奈川県民ホール大ホールにてコンサート終演後、
女性スタッフが天井裏の足場から天井板を突き破り高さ約15m上空から客席へ落下
観客はおらず女性スタッフはケガを負った。
2020年
松戸市文化会館(森のホール21)にて催事終了後の片付け作業中、
道具迫を使用し備品を奈落に降ろす際、迫に乗っていた監視担当が奈落床面から約
1.6mの高さまで下降したときになんらかの理由で落下
頭を打ったことにより翌日死亡。
2021年
旭川市民文化会館小ホールにて子ども向けイベントの最中約380kgの緞帳が落下
ケガ人はなく原因は経年劣化とみられ、大ホールの緞帳も落下の危険があることから
修繕などのため大ホールの利用も停止。
熊本テルサホールにて保育園発表会で男性園長が操作盤を勝手に操作
誤って照明器具を吊るした約10mの金属製バーが降り客席の女性の頭に接触
女性にケガはなかった。
宮城県多賀城市文化センターにて劇団四季の公演準備中、
高さ約2.5mのセットからアルバイトスタッフが転落し大けが
セット上に手すりなどの落下防止措置を講じていなかった。
太田市民会館にて福田こうへいさんのコンサート開始直後、
緞帳が上がる際舞台に設置されていたスピーカーに接触し客席側に倒れ
前列の客席にいた観客4人が負傷しコンサートは中止。
けがの程度は不明だが搬送時4人とも意識はあった。
2022年
明治神宮野球場にて「乃木坂46
真夏の全国ツアー2022」公演初日のアンコール中、
掛橋沙耶香さんが1塁側ダグアウトの屋根から2〜3mほど転落した。
意識不明で救急車で病院に搬送されたが、
骨折裂傷打撲等の重傷を負い救急隊員の声かけによって意識を戻した。
当日は雨が降って滑りやすく十分な転落防止策が取られていなかったとみられる。
掛橋沙耶香さんは治療に専念中の為、活動を休止し復帰は未定。
事故後も最終日まで公演は通常通り行われた。
2023年
大阪・舞洲の音楽フェス「WATERBOMB JAPAN 2023」のリハーサル中、
水を勢いよく噴射させるウォーターキャノン装置の近くにいた男性スタッフが
時速約120キロで噴射された水に直撃し頭から血を流して倒れ死亡。
公演は中止された。
大阪城ホールにてラッパー「MC TYSON」さんのライブ開始直後に
火薬で爆音を出す金属製の筒状の音響装置が破裂し、
飛び散った破片で観客席前方にいた男女3人に破片が当たり病院に搬送され、
1人は頭蓋骨骨折の重傷を負った。
ライブは最後まで行われた。
福岡PayPayドームにて「B’z
LIVE-GYM Pleasure 2023
-STARS-」公演後、
ステージセット解体中にセットの一部が落下し、
ツアースタッフやアルバイトスタッフが負傷。
重軽傷7人、ケガをしたスタッフは命に別状なし。
香港の人気アイドルグループ「MIRROR」のコンサートで、
重さ600kg 4m四方のモニターが落下し男性ダンサー2人に直撃し1人が重体。
コンサートは中止になった。
モニターは2本のワイヤーで吊るされていたが、そのうちの1本が切れ落下した模様。